技工一般
埼玉県草加市にある歯科技工所、ティースクリエイション大嶋です。
30年4月の保険改正によっていくつかの新しい技工物ができます。
そのうちの一つが「高強度硬質レジンブリッジ」です。
これは金属代替材料としてグラスファイバーを使用し高強度のコンポジットでブリッジを作製します。
4月2日現在でGCから専用の材料が出ています。材料の詳細はこちら
この材料の中は3ケースできるようになっています。もちろんシールが入っているので技工士サイドで適当に作製してもシールがないのですぐにわかってしまいます。
高強度硬質レジンブリッジの適応条件
高強度硬質レジンブリッジの適応条件は厳しく「大臼歯のCad/Cam冠と同じようにすべての7番があり、
過度な咬合圧が加わらない場合等において」と書いてあります。
上下左右456という口腔内で使用できるケースはわずかに4症例のみですが少しづつメタルレスの時代になっていきますね。
ティースクリエイション大嶋でも作製します。
気になりましたらお気軽に連絡をください
埼玉県草加市にある歯科技工所、ティースクリエイション大嶋です。
ついに前々から噂になっていた大臼歯Cad/Cam冠が12月1日からスタートしました。
とはいってもまだ多少の条件があります。以前のようなアレルギー症状の有無はなくなりました。
詳しくは厚生労働省のホームページでご確認してください。(15ページから)
大事な部分を抜き出すと「大臼歯については、上下顎両側の第二大臼歯が全て残存し、左右の咬合支持があ る患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等において下顎第一大臼歯に使用す る場合に算定できる」
大臼歯Cad/Cam冠で大事なポイント
ここが大事なところです。つまりすべての7番が残存している条件での下顎の6番のみということです。
バーチカルストップが6番の場合はすでに適応外と言うことです。
下顎の6のみですが下顎のみとはいえ大臼歯まで白くできるというのは患者様にとってはとても大きなメリットになると思います。またDrサイドも昨今のパラジウムの高騰で正直補綴にためらいがあることも事実です。もちろん治療しないわけにもいけませんからクラウンにしますが今日(12.14現在)でなんと1袋4万円超え!!もうにっちもさっちもいかないのは明白です。まさに待ったなしだと思います。来年は上顎の適応も見えてくると思います。
うちのラボでも大臼歯Cad/Cam冠の依頼が来ています。ぜひ一度ティースクリエイション大嶋の大臼歯Cad/Cam冠を試していただきたいと思います。まずはお気軽にお電話ください。
048-921-3418
2017.11.11~12 東京デンタルショーがありました。場所は東京ビックサイトでした。
今年の注目は3Dプリンタかなと思いました。
2017 歯科技工士 歯科衛生士 従事者数が厚生労働省で発表されました。http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183536.html
正直な感想としては「こんなに技工士減ってるんだ・・・」「意外と衛生士さんはいるんだなー」
歯科医院と歯科衛生士の数
ですがよくよく計算してみると歯科医院が全国で約69000に対して衛生士さんの数116000人で割ってみると0.59人。つまり1歯科医院に1人いないことになります。
以前地方の歯科医院は本当に衛生士さんが集まらないといっていましたが現実的なことのようです。
しかし本当に深刻なのは我々歯科技工士のほうかもしれません。なんせこの数!!
35000人もいない。技工士1人に対して歯科医院受け持ちが約1.97件。一見多く感じますが歯科医師の数約11万人で考えると3.1人。つまりドクター3人が削って技工士1人が作る計算。これはなかなかの数です。さらに今年だけで(2017)3校の技工士学校が閉校することになっていますのでさらにこの数は加速すると思われます。そう考えるとやはりCad/Camなどのコンピュータに頼って技工物を作製するのが必然になってくる時代になると思います。3Dプリンタも飛躍的に精度とスピードがついてきました。そろそろ金属修復物に頼っていく時代は終焉かもしれません。